薪ストーブの特徴や、薪ストーブを設置する魅力や大変な事を紹介

薪ストーブ 暮らし

寒い季節に、皆さんのご家庭では何の暖房器具を使っていますか?

エアコン、ガスファンヒーター、電気ストーブ、石油ストーブ等、便利な暖房器具が一杯出ています。

そんな便利な世の中で、時代に反して我が家では薪ストーブを使っています‼︎

薪ストーブは手間はかかるけど、炎のゆらめきや木材がパチパチと爆ぜる音が時間が止まったように感じられ、癒し効果が半端ないです。

そして、何より暖かい‼︎

しかし、癒しはある反面、ストーブのメンテナンスや薪の調達、薪の保管など維持していくのに手間がかかるのは確かです。

薪ストーブを設置して後悔する人も少なからずいます。

後悔しないためにも、設置する前に十分な情報収集が必要不可欠です。

この記事では、実際に薪ストーブを設置した我が家での現実や、設置して良かったことや大変な事をまとめ、薪ストーブの設置に悩んでいる方に向けて薪ストーブの魅力をご紹介させていただきます。

薪ストーブ設置に悩んでいる方は、ぜひ、この記事を参考にしてみてください。

この記事でわかる事

・薪ストーブの特徴がわかる
・薪ストーブを設置する魅力とデメリットがわかる
・薪ストーブユーザが、実体験から設置をおすすめする理由がわかる

薪ストーブの特徴

薪ストーブとは、薪を燃料とする暖房器具のことです。

ストーブの中で薪を燃やして部屋を暖め、燃したときに出た煙を煙突から屋外へ排出します。

鉄製で箱型の本体に扉が付いている密閉式が一般的ですが、扉のない開放型のものもあります。

薪ストーブは何で暖かいのか?

薪ストーブは、心地よい暖かさを出す暖房器具なのが特徴です。

その暖かさをだす理由は大きく分けて以下の2つがあります。

  • 輻射熱
  • 対流

この2つが部屋全体と身体をポカポカにしてくれる働きとなります。順番に解説します。

輻射熱

輻射熱とは、まず、赤外線が放出され周囲に熱を伝える現象の事を「輻射」といいます。この時伝わる熱の事を「輻射熱」といいます。

薪ストーブで例えると、

薪を燃焼させた時に発生した熱エネルギーは、ストーブ本体や正面のガラスから赤外線として放出されます。

温度が高いほど多くの赤外線が放出されるので、薪の熱エネルギーでストーブ本体が高い温度になるとより強い赤外線が放出されます。この放出を「輻射」といい、輻射熱は人を暖めるのはもちろん、自然素材やガラスなどに吸収されてその熱が留まる性質があります。そのため、ストーブの火が消えたあとも穏やかに放熱され続けるので部屋全体が心地よく、優しい暖かさを保ちます。

対流

もう一つは、空気の流れ(対流)を利用した方法です。

通常空気は、温度の高い場所→温度の低い場所へ流れる性質があります。薪ストーブから発生した暖かい空気が上方に向かって流れ、部屋の中を対流して全体を暖める方式です。

簡単に言うと、遠赤外線と空気の流れの効果で暖かいという事です。

輻射熱と対流の相乗効果によって、心地よいポカポカな暖かさを感じる事ができます。

薪ストーブを設置する魅力

次に、薪ストーブを設置する魅力を紹介します。

室内で炎を眺める事ができる

魅力の理由としては、まずこれ‼︎

皆さんは焚き火をした事がありますか?

ある人ならわかると思うし、ない人もやってみればわかります。

燃えている炎をゆっくり眺めているととてつもなく癒されます。

単なる、主観だし、根拠も説明できないですが、大多数の人が同意見だと思います‼︎

その炎を、焚き火以外に室内でも鑑賞できるのはかなりの魅力です。

時間を忘れてずっと眺めてられます。

癒し効果にもなるので、疲れた身も心も休まるでしょう。

身体の中がじんわりと暖まる

先程も説明した、赤外線による輻射熱の効果で、部屋全体が暖かくなると同時に、身体の中からじんわり暖かくなり、心地よい暖かさになれます。

寝る前に、太めの薪をゆっくり焚いてあげると、翌朝まで暖かさが残っています。

おしゃれなインテリアになる

薪ストーブは、使わなくても圧倒的な存在感があるので、室内の素敵なインテリアにもなります。

シーズン以外は、植物とかを飾ったりとインテリア家具の一つとしても魅力的です。

料理ができる

熾火を使えば、オーブンみたいな使い方もできるため、炉内にピザとかパンを入れて作れば、お店で出てくる窯焼きピザみたいに絶品な料理ができます。

天板に鍋を置いて煮込む事もできるので、幅広く料理ができます。

薪ストーブ設置にあたって大変な事

薪の調達が大変

薪ストーブは名前の如く、燃料に薪を使います。

薪の使用量は、ストーブの種類にもよりますが、

例えで言うと、

シーズン:11月〜3月

・使用時間:7時間 毎日

上記の場合だと、

薪の使用量は約2.5t 1ヶ月あたり、500キロ

になります。少しわかり辛いですね。

雑に言うと、結構使うって事です(笑)

薪の調達方法は、

  • 購入
  • 山を持っている人に相談してもらう
  • 森林組合に相談する
  • ジモティとかで探す

等、色々な方法があります。

コネがあって定期的に調達できると楽なんですが、コネがない場合は結構苦労すると思います。私は、購入したり、伐採した場面があったら声をかけて譲ってもらったりと試行錯誤しています。

メンテナンスに費用がかかる

薪ストーブ自体の消耗品の交換は勿論なんですが、煙突の清掃も重要になってきます。

清掃をしないでいると、煙突火災や煙の逆流の原因にもなるので、一年に一回は煙突メンテナンスが必要と言われています。

具体的な金額は、自分でやれば安く済みますが、業者に頼むと5万前後の費用がかかります。

交換物とメンテナンスを合わせると多少の金額はかかってしまいますね。

すぐには暖まらない

薪を安定した火力にするまでは、少し時間がかかります。

焚き付け→細い薪→中位の薪→太めの薪

の順番で付けていく必要があるので、すぐに部屋を暖めたい時は不向きです。

機種によっては、強い火力での急な温度変化による変形や破損のリスクもあるため注意が必要です。

まとめ

  • 室内で炎を眺める事ができる
  • 遠赤外線効果により心地よい暖かさを感じられる
  • おしゃれなインテリアになる
  • 料理にも使える
  • 薪の調達が大変
  • メンテナンスに費用がかかる
  • 室内を暖めるための速効性がない

薪ストーブの魅力を伝えるのに、設置するにあたってのメリット、デメリットを紹介しました。

正直、現代社会では便利な家電があって、ボタンを押すだけで暖を取れる世の中で、薪ストーブは逆行している暖房器具です。

薪の調達や、掃除、焚き付けと面倒な工程がたくさんあります。

しかし、あえて手間をかけ、自分で育てた炎を眺める充実感は、やった人にしかわかりません。

日々、多忙な毎日で何気なく流れてしまう時間はもったいなく感じます。

一つ一つの時間を大切にする事が人生を楽しむためには必要だと感じています。

なので、私は手間を楽しむ生活をする事がそれに繋がると思っています。

薪ストーブ設置を悩んでいる方には、是非、設置する事をおすすめします。

以上、参考になれば嬉しいです。

ありがとうございました。

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